少し希望が感じられるかのような文を書いたかと思えば、すぐにこれだから困る。
今、翠ジンソーダと鬼ころしを片手にこの文を書いている。ほぼやけ酒だ。
コンビニで買ってきた二郎ラーメンを横目に、翠と鬼ころしを行ったり来たりだ。
なんと体に悪いのだろうか。最高だ。
精神的なダメージには2種類がある。
速効性のものと、遅効性のものである。
速効性のものは、その場でダメージが来る。
うわ恥ずかしい!とか、そういうやつである。
遅効性のものは、遅れてくる。
例えば、友人と話をした帰り道、一人反省会をしたりするやつである。
あそこでああ言えばよかったとか、ああ言わなければよかったとかああでもないこうでもないと、意味のない問答を繰り返すやつだ。
さて、復学届を出すにあたって私が受けたダメージはどちらだろう?
答えは簡単、その両方どころかそもそも出す前からダメージ受けてるからもはや3種類のダメージだ。
事前にダメージ・その場でダメージ・遅れてダメージ、そしてスリップダメージだ。4種類か?
こんなにも人と関わることが嫌いな人間が、接客業に携わっているというのはてんでおかしな話である。昨日も書いた。
どうしてそんなことができるかというと、営業中は素の自分を捨てているからである。
営業スマイルとまでは行かないが、営業中の自分は間違いなく存在する。
長くバイトを続けているのでいい加減慣れはしたが、それでもメンタルが不安定な時にバイトに行くと、自分と自分が乖離して気が狂いそうになる。
心が瓦解する。そんな感覚だ。
そしてそんな状態が続くと、やがて四肢までバラバラになりそうな感に陥る。
心身が瓦解する。
そうなってしまうと、立つのも面倒になる。
だから、バイトの日に復学届なんて出しに行きたくなかったのだ。
そして、遅効性の精神的なダメージもバイト中にやってきて、もうめちゃくちゃだ。
私が文字を書くという作業をする時、やっていることはたった一つで、頭の中に常に浮遊している文字を掴み取ることだけである。この話も以前書いたであろうか。
しかし、そうやって精神的なダメージを受けるといらない文字まで溢れ出してくる。負の言葉達だ。
それはもうものすごいスピードで溢れ出してくるものだから、自分でも処理しきれなくなって、氾濫する。
やがて自らが瓦解するのだ。
そうなる前にやらなければいけないことがあって、それは酒だ。
酒があれば、頭の中の文字は止まる。
必要な文字だけが抽出できるようになる。
文字の海は津波からさざなみになって、心持ちも穏やかになる。
私にとって酒とはそういうものだ。
結局こうなるんだよなぁ。
どんなに明るい心持ちになろうともすぐに転じてこうなってしまうから救えない。