ド畜生黙示録

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胃が痛くて目が覚めた:エデン条約編4章前編感想(全編ネタバレ)

総括:た す け て

今しがた、胃が痛くて目が覚めました。

エデン条約編4章前半、そりゃもう全裸待機で楽しみに待っててですね、ここからミカとセイアがどう仲直りするんだろうとか。ミカの聴聞会はどうなるんだろうとか。アリウススクワッドはどうやって仲間になるんだろうなとか。

少なくともあのPVwww.youtube.comから考えられるのってそれくらいじゃないですか。

だから実際にアプデ前のエデン条約編4章の予想って、多分

  • ミカとセイアの仲直り
  • ミカの聴聞会にみんなで出席
  • そこからアリウス自治区に乗り込んでアリウスとどうにかして和解
  • ベアトリーチェ討伐へ

くらいだったと思うんですよ。えぇ。前半でやれることって。なんならアリウスとの和解で前半が終わると思ってましたよ。

それがですよ。

実際にお出しされたものが

  • セイア瀕死
  • ミカ暴走悪堕ち
  • アリウス即堕ち2コマ
  • ゲマ男3人の株が上がるベアトリーチェのクソっぷり
  • キヴォトスの崩壊とかいう本格的にやばい話

おい!!!!!ピカおじどうすんだよこれ!!!!!

ミカのこと歪んだ恩寵受けてるからってブルアカのライナーとかいうのやめろよぉ!!!聴聞会どころじゃねぇよ!!!!!

マジでこんな顔してる、今。

完全にPVと紹介文がブラフでした。青ざめています。


ええ、順を追って見ていきましょうか。

冒頭、アリウススクワッドが追い詰められて、アツコこと姫が連れ去られてしまうところから。
この時点でもうすでに仲間落ちフラグは立ってた感ありましたねぇ。

場面変わってトリニティ。
初っ端で落ちかけてたナギサの株を上げたところが大変良い。

エデン条約編3章までで、お世辞にも良い行動をしていたとは言えないナギサ様、あはは…で禊は終えていると言えどもここからどうケアするのだろう、と思っていたところ、トリニティの内部勢力が非常に複雑なことが明かされ、実は為政者としては非常に優秀で、疑心暗鬼さえなければきっと誠実なリーダーであったであろうことが示唆されます。

セイアちゃん。
ミカと向き合わなきゃいけないときに、予知夢の能力の使いすぎ(あるいは暴走?)で、現実と夢の境界が曖昧になっていたことが明らかに。先生の諭しによって、ミカとの一対一の面談が実現。

ところがベアトリーチェの介入によりセイアが瀕死に。

セイアちゃん???もうちょっと言葉選ぼう???


で、アリウススクワッド。
絶対に先生といざこざがあった後仲間になるんだろうなぁ、と思っていたところ

この即落ちである。
まさかお前が一番最初だとは思わなかった、サオリ。

上手いなぁと思ったのは、サオリが真に仲間思いで誠実だった、というところ。
決して姫のために誰かを犠牲にしようとするのではなく、アリウススクワッド全員のことを思いやっていたという描写は多分先生の中で手のひらくるっくるのクレラップになっていただろうと思いますよ、えぇ。(じゃあそのためにキヴォトスを戦禍に巻き込んだのはどうなんだというのはさておき)

まさかアリウススクワッドがさっさと仲間になって、ミカが真の意味で敵に回るなんて展開、誰が考えるんですか???

怖いよ!!!

俺読みながらガタガタ震え上がってあああああもうお前さあああああって絶叫したよ!!!

何もかもがすれ違って勘違いが勘違いを生んで各々の覚悟は全て塵芥に化すとかいうおよそ人では考えられないような人の心の無いシナリオ誰が思いつくんです???

誰かがまとめサイトで言ってたんですけど、

ナギサ:3章までで人を信じなかった反省でミカをちゃんと信じる→ミカはアリウスの地下通路を知っていたのでまだ秘匿していることがあったことになり完全に裏目

ミカ:正面から向き合って話さなかった反省からセイアと対話しようとする→対話した結果がこれ

セイア:3章までは予知夢から逃げ、現実逃避していた反省からきちんと直視するようになる→ゲマトリアに介入され裏目に出て瀕死

と、何もかも空回りしてるんですよね。

いやほんと…ちょっと人の心が無い…助けて…


10話の戦闘、いやこれアリウス組だけじゃ無理だろ…と思っていたところに40ゲージはある体力を横からミカがスッ…と現れてワンパン。

いや本当にね、戦闘の使い方が上手すぎる。ゲームという媒体で物語を紡ぐメリットを最大限に活かしてる。素晴らしい。

それはそれとして、

狂気…ミカが壊れちゃったぁ…

CV:上田麗奈とかキャッキャして言ってたけどいよいよ現実味を帯びてきちゃったなぁ…


はい。

おわかりでしょうか。地獄です。

ゲマトリアやアリウススクワッドがどういうわけか癒やしになってしまうレベルの地獄です。トリカスがよぉ…

一般トリカス(トリニティのカスの意)の残虐性がだんだんと明らかになっていくわけですが、ゲヘナより治安悪くない?大丈夫これ?大丈夫じゃないね。

私刑としてミカの私物を燃やすとかもう完全にライン越えだろ…


悪堕ちスキー的には(ほんまか?)ミカがああなったのって悪堕ちって形容するにはちょっと違くて、表面上アリウスは敵で、そのアリウスのせいでこうなったのはまぁ間違いでもなんでもない上に、元からミカって多分こういう性格なんですよね。

明るく振る舞ってるように見えて、周りに負い目があって、盲目で、自虐的で、かと思えば加虐性もあって、それでいて仲間思いで、無鉄砲で。

突然ああなってしまったわけではないと。最初から危うい女だった。
3章までずっと一貫してその性格を貫いてたし、今回もそうだったはず。

その全てが空回りした結果があのミカなわけで。

多分3章までは諸々セーブしてたってことなんですよ。

ミカがあそこまでの行動を起こしたのって、結局のところセイアが死んでしまったと思っていたから、自らの憎悪に理由をつけるためだったからでそこに意味がなくなれば何もする必要がなくなるわけ。

だからミカは体育館ですぐに投降したのは3章でも明らかになったところで。
(多分あのパワー系だったらアリウス無しでも単騎で補習授業部を壊滅させるくらいわけなかっただろうし…)

ところが、今回は憎悪の対象が限られた上にれっきとした理由がある。
セイアも今眼の前で瀕死の状態にある。

そうなってしまったら、枷が外れてしまうのも理解できるわけですよ。

いつもお姫様扱いだったミカが糾弾され石を投げられるまでになったのは、サオリのせいと言ってもまぁ別におかしい話ではないわけで。悪かどうかは疑わしい。

だって、先生の介入無しで生徒が動いてたらアリウスを似たような動きで潰しててもおかしくないでしょうし。


う~ん、キャラの作り方が丁寧だ、本当に。

今回におけるキャラの株の上昇幅、

ナギサ:↑
セイア:→
ゲマトリア男3人:↑↑↑
ベアトリーチェ:論外
アリウススクワッド:↑↑↑↑↑↑↑↑

聖園ミカ:→√﹀\_︿╱﹀╲/╲︿_/︺╲▁︹_/﹀\_︿╱▔︺\/\︹▁╱﹀▔╲︿_/︺▔╲▁︹_/﹀▔\⁄﹀\╱﹀▔︺\︹▁︿╱\╱﹀▔╲︿_/︺▔\︿╱\︿︹

これくらいある、マジで。
セイアちゃんは言葉足らずだけど元はと言えばゲマトリアのせいなので保留…

ゲマ男3人はもうなんか先生ファンクラブすぎて何も言えなくなっちゃった。
というか更年期のババァベアトリーチェが和を乱しててなんかかわいそうにすら見えてくる。

どうせきちんと敵に回るんだろうけど、黒服とかマエストロがあたふたしててなんかもう愛しさすら覚える。ブルアカのメインヒロイン。

アリウス、予想以上にただのおもしれー女で笑ってしまった。
みんな仲間思いだし、初期の補習授業部より見てて安心するレベルで結束を感じる。

拾い画ですけど面白い女すぎるでしょ、これ。

ミカの貯金なくなっちゃったよ…(70連☆3無し)

ミカは…もうどうすればいいの?これ。わかんないよ俺、この気持ちをどこにおけばいいかわかんねぇ。

この気持ちは恋じゃなぁ~~い

www.youtube.com


2章の黒幕判明で心ぶっ壊され3章のセイアちゃんに会いたいでまた壊され4章でミカが壊れるのと同時に俺も壊れた。

俺この女に何回情緒乱されればいいの?わからないよ

だって3章までのミカあんな残虐な顔しなかったじゃない…3章までのミカの加虐性は本来的な加虐性じゃなかったってことよ…ある意味真の意味で本性が顕になったというか…

正直勃起した。たまらん。脳が破壊された音がした。

今でも怖いものみたさでちょっとずつミカの顔見て、見るたびに脳が破壊されてる。


唯一不可解な点があるとすれば、アリウスはベアトリーチェから植え付けられた憎悪で動いていたことが明らかになったのに、スクワッドの行動原理はアツコを救うためだった、というちょっと矛盾するかのような展開。だって3章のスクワッド、バリバリトリカスとゲヘカスへの憎悪剥き出しやったやんね。

3章までのスクワッドもアツコを救うためだったのだとしたらその部分が見えてなさすぎるというか。意図的に隠していたのかもしれないけど。アツコをかばおうとしたサオリの行動もあるし全くわからないということではないけれど。

もし3章以降で事態が急変していたならわからないでもないけど、サオリが話すところによれば最初からベアトリーチェにアツコを人質に取られていたみたいだし。

アツコを生贄にさせないためにああやって動いてたんだとしたらあの憎悪は一体?ということに。

ひょっとしたら、アズサの言うところのその憎悪は誰のもの?という問いは、そういうところにもかかっているのかもしれない、とは。

ベアトリーチェはどうも記憶イジイジできる可能性も出てきてるので、まだ全然わからない。

入り口の変わるカタコンベって、入り口が変わってるっていうより認識阻害的なものなんじゃないかと勝手に思っているのです。内部構造が大きく変わっているというより、ベアトリーチェ1人による記憶操作で変わっているように見えている、と言う方がコンパクトに説明できるというか。

ひょっとしたら、セイアだけに干渉しているように見えているのも、セイアだけでなくミカにまで干渉してる可能性もあるし。

というか、ゲヘナが憎くて仕方ないっていう説明をこれまではミカのミカエルの神性によるものだみたいな感じでされてきたけど、ベアトリーチェの干渉を考えれば他の現象も全て込み込みで説明できるのでこの線はあるのかも。あるいはその両方か。

元からあった嫌悪感を利用された形になるのかな。


…脳破壊されて考察どころじゃないんですよね。

とりあえず…みんな幸せになって…

あ!あと!最後にもうひとつ!!!!!

曲!曲がいい!!!!!めっちゃいい!!!!!

www.youtube.com

かっこいい!!!!!

以上。ナギちゃん共々胃がキリキリしています