はじめまして。お久しぶり。ド畜生です。
音ゲーをやったりオタクをしたり、パチカスをしたりしているもう後が何もない終わってる肩書だけの大学生です。
noteも開設してとっちらかってるぞという話なのですが趣味の話とかはこちらに書くかぁという次第です。
ぶっちゃけnoteよりこっちのほうが使いやすそうだから今後移行するかもしれないぞ。(そもそもTwitterが諸事情で鍵垢な上にnoteを迂闊に書けないので)
さて、はてブロ一発目は世界的にも大人気な(ほんまか?)スグリシリーズの考察記事なのですが、多分読む人が誰もいないので自己満足です。悲しいなぁ。
※追記歴
追記:2021/9/16 2:09
ややこしくしている要因について追記。
※以下、サークル橙汁による『スグリ』シリーズ及びそのスピンオフの重大なネタバレを含みます
そもそも橙汁ってなんだよって人向け
橙汁は同人ゲームサークルであり、『スグリ』をはじめとして、主に弾幕シューティング系統のゲームを頒布しています。
今はSteamでおおよその作品のオンライン購入が可能。一部は英語版のみですが。honosさん日本語版追加はよ。
『スグリ』シリーズは、その可愛らしい絵柄とは裏腹に、背景ストーリーはどんより重たく、特に『ソラ』プレイ中はなんとも言えない気分に。
それもそのはず、そもそもの『スグリ』は戦争でどうにもならなくなった地球を修復した後のお話であり、『ソラ』はその前日譚。
ぺんぺん草も生えないような地球になってしまった戦争のお話とかそりゃそうなりますよ…
他にも『空飛ぶ赤いワイン樽』や、『きゅぴシュ~』などの作品もあり、これら諸々の橙汁による作品キャラの勢揃いスピンオフ作品が『100%おれんじじゅ~すっ!』と『200%みっくすじゅ~すっ!』になります。
100おれはSteamで大ヒットし、主に海外界隈がびっくりするくらい拡張。てか海外勢の方が多い。簡単に言うとすごろくボードゲーム的なもの。今回考察したい作品。謎が多い…というか謎しかない。
200みっくすはSteamでは英語版しか遊べませんが、一応こちらもお祭り作品。お祭り…お祭り?(疑問)
それぞれの詳しいお話については各自調べてみてください。情報がない?じゃあプレイしてください。てかお願いします。
え?情報がないから書いてくれ?しゃあないなぁ…
※以下本当にネタバレだらけ。プレイしたい方は注意。
『スグリ』
地球と言う星はボロボロだった。
何度も何度も繰り返された戦争で、人も地球もボロボロになった。
ほんの僅か、生き残った人達は地球を捨てた。
宛ても無いのに空へと飛んだ。ほんの僅か、地球に残った人は、地球の手当てを始めた。
もうボロボロで、人の手なんかに負えないのに。人の手では、地球はどうにもならない。
だから人は、とんでもない時間をかけて
地球をどうにかできる「ひと」を造った。
とんでもない時間をかけて、たった一人。たった一人の「ひと」は、スグリと呼ばれた。
スグリは、地球の手当てをはじめた。
果てしなく広い地球を、たった一人でどうにかしようと頑張った。長い長い時が過ぎた。
地球は少し、綺麗になった。
花も少し咲くようになった。
森も僅かに広がった。
生き物も、少し増えた気がする。
スグリ以外の普通の人でも、地球をどうにか出来るようになった。
それからスグリは、みんなと一緒に頑張った。それからまた、ほんの少し時が過ぎて…
ある時、空から沢山の何かが降ってきた。
雨でも、雪でもない何か。
空を飛んでる様に見えるけど、鳥でもない。
それが何なのか、スグリには解らなかったけれど
みんなが不安がったので、とりあえず様子を見に行く事にした。
戦争でどうにもならなくなった地球をどうにかしたら、宇宙船に乗って改造人間たちがやってきたのでスグリが頑張るお話。改造人間たちはシフという張本人によって改造されてるのでシフブランズと呼ばれる。
シフは今から住もうとしている星に先住民がいたら気持ち悪いので殺そうとしていた。シフブランズたちはシフの命令には逆らえないので、それに従っていた。
結局宇宙船の守り神であるヒメと和解し、シフは自殺し、めでたしめでたし。宇宙船に乗ってた普通の人達は地球に住むことになりましたとさ。
『ソラ』
青かった星は
少しずつ黒く塗りつぶされていた。
戦争
人と人の殺し合い
誰と誰が始めたのかなんて、もう分からないくらい
いつからか、人は戦争の意味も忘れて戦っていた。
人の体は兵器になって、いつか夢見た空飛ぶ夢も
人を殺す為の術になって、命をさらりと消していった。
いつまでも続く戦い
でも終わりは見えていた。
人は数を減らしたし、戦いの場である星が、死ぬ寸前だったから。
そうなると人は、びくびくしながら傷つかない様に戦い続け
終わりが見えてる戦いを長引かせていった。
そんな時、一人の女の子が生まれた。
名前はソラ。
戦いの中で生まれた彼女は、戦う為の力を持って生まれた。
もちろん本人はそんな物望んでいなかったけれど、周りは
それを喜び、彼女の意思なんかかまう事無く戦場に送り込んだ。
ボロボロの星での、最後の戦争。
勝っても負けても何も残らない戦争。
ソラには、戦う意味なんて分からなかった。
『スグリ』の前日譚。地球がどうにもならなくなってしまった原因である戦争時代の話。ソラは青年(ユキト)に改造を施してもらうことにより、最終兵器としての力を得るが、その力を以てどうにかして戦争を戦わずに終わらせようと模索する。
結局、星を焼き尽くさんとする狂人スターブレイカーとの一騎打ちでソラは意識を失い、地球もボロボロ。
悲しいね。
『ソラ(EXステージ)』
ソラにはアップデートパッチによるEXステージの追加があったのですが、ここがもはや『ソラ』の本質と言っても過言ではないです。
どうかこれに関しては遊んで確かめてほしい…のですが、これがないと話が進まないので…
ステージ開始と共に、現れるスグリとヒメの冬の日デートコーデ。
目覚めるソラ。混乱したままのソラはスグリとヒメを戦争時代の人と勘違いして襲いかかる。
実は目覚めたのは1万年近く後の世界で、空は浄化されて、一面に広がる青い空を見ることとなる…
『Acceleration of SUGURI』
公式ページにストーリーがなかったので海外wikiを参考にした要約。
シフブランズと仲良くなったスグリだったが、突然NoNameと呼ばれるシフのクローンロボットが現れる。NoNameは極度の女好きでシフブランズハーレムを形成しようとする一方、スグリをちんちくりん扱いし、最終的にスグリがブチギレてNoNameの首ったけを植木鉢に植えて監禁しましたとさ。
…うん、ほぼどうでもいい話。
強いて言うならばwikiによる記載の最後の部分…破壊したはずの宇宙船が何故動いているのか?というスグリの疑問は、おそらくAoS2への伏線だったのでしょう。
『Acceleration of SUGURI2』
こちらも公式にストーリーの記載がないのですが、日本語版できちんと遊んだので自前で要約。
小さな戦争(『スグリ』のこと)からほんの少しした頃、空飛ぶ人が観測されたというので見に行くスグリ一行。
そこにはなんと、一万年前の戦争時代の人々が。
張本人は”スミカ”。シフブランズ最後の一体。ヒメの代わりに宇宙船をコントロールせんと作られていたが、宇宙船が壊されるわ放置されるわで、構ってちゃんのスミカは自分で自分を完成させ、スグリやヒメ、シフブランズたちに仕返しをするために旧戦争時代の人々を”再現”*1したのであった。ちなみにスミカは人間じゃないです。逆に言えばヒメとかは人間。*2
要はスミカが自分を放置した腹いせにシフブランズにちょっかい出しに行くだけの話なのですが、そのやり方が死者への冒涜とも言えるもので、ヒメやスグリには悪趣味と呼ばれ、ソラはかつてないキレ方をする始末。実際悪趣味です。地球に眠っている戦争時代の人々を無理矢理起こしているようなものなので。
スミカの”再現”は、その記憶もそっくりそのまま再現されてしまうようで、その能力と外面だけを…というわけにはいかない模様。しかもその後は使い捨てで土に還ります。いやちょっと残酷すぎませんか?
また、この作品において、スグリが地球1個分のバックアップを有しているような存在であること、地球の寿命はもう折り返しまで来ていること、スグリは本来地球の修復が終わった段階で眠りにつくはずだったことなど、様々なことがスミカから語られます。
断片的ではありますがかなり情報量の多い作品。
※余談ではありますが、スミカはシフを”パパ”呼びします。シフたちに作られたので。一応その復讐でもあるのかな…
『100%おれんじじゅ~すっ!』
犬が ヒトが 機械が空を飛ぶ交じり合う世界
そして、そこからはみ出した漆黒の闇
最初は小さかったその闇は徐々に世界に染み込んでいく…
世界からはみ出た青年「カイ」は
謎の生物「まりーぽっぽ」に導かれ、いくつもの世界を渡る旅に出る
黒く深い欲望の闇は、カイと共に世界を徐々に侵食していくのであった…
スピンオフ作品。
『スグリ』『ソラ』『空飛ぶ赤いワイン樽』『きゅぴシュ~』などから様々なキャラが参戦。
本来は買い切り型の作品でしたが、Steamにおける橙汁の現在のメインコンテンツであり、現在もDLCで多くのキャラが追加されています。
ストーリーらしいストーリーがあるかと言うと謎ですが、DLCにおけるキャラ追加のストーリーがあったりするので侮れない。
が、あまりにも会話量が少なく、謎が多すぎ。
今回の考察対象。
引用部分ですがこんな重い話ではないです…ないよね?
Steam版と頒布版に差異がないことを祈ります(頒布版を買う羽目になるので)。
本作で初出のキャラがそこそこいます。
トモモ、ミオ、等々。
トモモは100おれ世界の創造主とされている人。
ミオはそのトモモの”ママ”。
トモモに関しては普通に進めれば出てくるのですが、ミオは100万ダウンロードで追加されたキャラで今どうやったらその周りのストーリーが見られるのかはちょっとわかんないです。
これもまたトモモが構ってちゃんするだけの話なのですが、実際構ってちゃんするだけの話です。
遊んでほしかったから世界を作って最後にラスボスとして構えたかっただけ。
ミオもまた構ってちゃんするためにわちゃわちゃします。
それ故に余計にわけがわからない。
100おれに関しては考察対象なので後述。
『200%みっくすじゅ~すっ!』
一応スピンオフ作品。
橙汁10周年作品。
…と思いきやまさかの『スグリ』シリーズ本編扱いになってしまう作品。
つい最近までスルーしてました。
100おれに近いスピンオフだし日本語版がSteamにないからええか…と思っていたら、どうも本編やって話を聞いてうせやろ?って言いながらプレイしたらうせやろ?ってなりました。
この記述が大幅なネタバレになるのですが。
ストーリーにある”ナビ”はスミカのこと、”眠り姫”はスグリのことです。
最初は”主人公”である黒い影付きの人物がきゅーぴーと学校に一緒に行くところから始まるのですが、ソラ編に差し掛かる辺りで主人公はフェードアウト。
端的に言えば、この世界…お話全体が、460億年経ってコミュ障になったスグリのためのコミュ障解消プログラムであった…というオチなのです。
つまり、お祭り作品であるかのように見せかけて、その実みんなもう死んでる中スグリ(460億年)とスミカ(460億年)が戯れてるだけなのです…
物語は、これからすごいことが起きるぞ!(要約)で締めくくられますが、結局それが何なのかは明らかにされません。
おそらく、駆け抜けるアリシアンローネに繋がる予定だったのでしょう…
これに関しては後述の時系列にて。
※たしか”再現”のしすぎでスミカはナビの姿になったみたいな記述もあったような気がしますが、見つけられなかったです。一応、ナビはスミカのスペアボディであることは間違いありません。*3
その他作品について
ぶっちゃけそんなに関係ない…はずです。
あくまで200みっくすが特殊なだけで、100おれは真にお祭り作品であると考えても特に不思議ではないので、問題になるのは『スグリ』シリーズのストーリーのみであるはず、です…
はい。不敬な上にイージーシューターなのでワイン樽もきゅぴシュ~も未クリアです。ソラのEXクリアで限界でした。
でも面白いから全部遊ぼうね。
時系列について
とりあえず、現時点で間違いなく正しいと言える時系列を整理してみたいと思います。
ソラ(7面まで)
↓
↓
(AoS)
↓
ソラ(EXステージ)
↓
AoS2
↓
(とてつもなく長い空白)
↓
200%みっくすじゅ~すっ!
↓
駆け抜けるアリシアンローネ(未発売)
まず『ソラ』の冒頭以前に人間が戦争を始めているというところから始まるのですが、そこは特段詳細が明らかになっていないので割愛。
大雑把な流れを追うと、
ソラが戦争を止めようとする→スターブレイカーと決着をつける→ソラが青年(ユキト)の手によってコールドスリープされる*4→スグリ誕生→地球の修復→シフブランズおよびシフによる地球侵攻→スグリが食い止める(→NoName現る)→ソラ覚醒→スミカのいたずらタイム→空白期間→人類滅亡*5→200みっくすにおけるスグリ(460億年)とスミカ(460億年)の余興→そして伝説へ…
こんな感じでしょうか。
※補足
・AoSがカッコ付されているのはソラのEXステージとの前後関係が不明だからです。実際のところ、NoNameといちゃいちゃしてからソラが覚醒したのか、ソラが覚醒してからNoNameといちゃいちゃしたのか判別しかねます。AoSでソラがプレイアブルなのを考えるとAoSが先なのかな…とは思いますが、ほぼゲスト参戦という状態なのでなんとも。ただ少なくともAoSとソラEXがスグリとAoS2の間の出来事であることは間違いありません。
・駆け抜けるアリシアンローネは200みっくすの先の世界であると明言されています。*6残念ながらその詳細は明らかになっていませんが、100おれにおける古の守護者パックで見られるストーリーではスグリとスミカがアリシアンローネと交流している様子が見て取れます。人類が滅亡した後に生身で交流可能な異世界人…ということ以外には何もわからないのでアリシアンローネそのものについては考察のしようがありません。いやほったらかしにしてる期間があったのでひょっとしたら見落としがあるかも…いやあるだろ…誰かツッコミを入れてくれ…それくらい人口がいるコンテンツであってくれよ…
何が謎なのか
先述の時系列ですが、スピンオフである100おれが含まれておらず、同じくスピンオフである200みっくすは含まれています。
これはなぜかというと、200みっくすはストーリーの最後において、この世界がスミカによる”再現”であること、スグリのコミュ障解消のための余興であったことが明らかにされるからです。
200みっくすでは、スグリとスミカにおいてのみ(460億年)という表記があり、人類滅亡後の世界であることが明確になっています。
つまり時系列的にはほぼほぼ最後にあたるのが200みっくすであるということが確定します。AoS2においては、少なくともシフブランズ・ヒメ・ソラ・スグリは存命なので。
アリシアンローネについては情報が皆無なので置いておくものとして、やはりやりどころに困るのが100おれ本編の時系列なのです。
というのも、100おれ世界は、トモモが創造したものということなので、そこに存在しているスグリはじめソラ、きゅーぴー、諸々たちもトモモの創造物ということになるのですが、果たして本当にそうなのかな?ということです。
たしか、人物を創造するにあたっては色んな世界の人を模倣したといった記述があったはずですので、少なくとも本編世界の住人がみっくす化現象(詳しくは200みっくすを参照されたし)よろしくそのまま現れているということはないはずです。
もし、本当にトモモがそのような模倣が可能なのだとすれば、スミカのような能力を持ち合わせており、橙汁世界とは別の外界から100おれ世界を形成しているとも考えられます。
しかしその一方、DLCコンテンツである古の守護者パックでは、スグリとスミカが100%おれんじじゅ~すっ!で遊んでいる絵が見られます。この路線に従えば、100おれ世界は200みっくすより前か、あるいはほぼ同時期の、200みっくすと同様な盤面上での話ということも考えられます。
更に話をややこしくするのはアリシアンローネの存在であり、同じく古の守護者におけるストーリーの最後ではスグリとスミカが、”直接”(重要)アリシアンローネ・テオトラッタと交流するシーンが描かれています。
アリシアンローネたちはスグリを森の魔女、スミカ(ナビ)をぷにぷにマスコットと呼び、普通に交流しています。
これは、『駆け抜けるアリシアンローネ』が200みっくすの先の世界であるということの明確な裏付けであり、非常に重要なファクターです。
では、100おれに参戦しているアリシアンローネたち魔女は一体、何を模倣されて作られたのか、あるいは本人であるのか。
そもそも、古の守護者のストーリーは、200みっくすと同様暇を持て余したスグリとスミカによるグダグダ話なのか、あるいは森の魔女と呼ばれる所以である、アリシアンローネ世界の森に住んでからの話なのか。
『駆け抜けるアリシアンローネ』が未発売のままはや何年経ったのかもわからない、そのためにその話の断片があろうことか200みっくすや100おれに内包されてしまったために、話が非常にややこしいことになっているのです。
これが、100おれの時系列が謎であるということなのです。
考えられる説
100おれ世界パラレルワールド説
”完全な”パラレルの場合
まず1つ考えられるのは、”完全な”パラレルであるということです。
わざわざ”完全な”とつけたのは、超人類であるスグリさんなども含めて、本編世界からの流入は一切ないよ、ということを意味しています。
だから、460億年スグリ然り、スミカ然り、100おれ世界における住人は全てトモモによる模倣の産物であり、『スグリ』世界諸々、橙汁本編における世界とは完全に隔離されているという説です。
この説に則れば、そもそも100おれを『スグリ』時系列の上に乗せることそのものが誤りということになります。
タイムライン上に存在するのではなく、そのタイムラインの横に並行して存在する世界ということになるので。
これによって、スグリやソラ、その他諸々の世界線からキャラクターが一同に会していることについての説明がつきます。(というかそもそも100おれはお祭り作品なのでこのパラレル説が正しくて当たり前ではある)
しかし、これで説明がつかないのは、古の守護者におけるストーリーで、スグリとスミカが『100%おれんじじゅ~すっ!』で遊んでいるということです。
これはよく似た別のボードゲームということで片付けることも可能ではあるのですが、しかしサイコロを振って罠を張ってカードを使って…というゲーム性は私達が遊んでいる100おれそのものなので、どうしても100おれの上位世界として『スグリ』世界線を捉える線が消せなくなってしまいます。
何が一番納得いかないかというと、ぶっ飛んだ超人類である地球をバックアップに携えたような無窮の観測者スグリさんが、果たしてそうやすやすと模倣できるような存在なのだろうかということなのです。
いやまぁ、あくまで模倣だから本人そのものじゃないしできるのかもしれないけど…
完全ではないパラレルの場合
部分的にパラレルだという説です。
大部分はトモモによる模倣の代物であるけど、460億年スグリやスミカ、アリシアンローネなどの『スグリ』世界の枠に収まらない人たちのみが流入しているという可能性です。
無くはないかな…というくらいですかね。
橙汁世界において次元渡航や時空渡航の類ができるキャラクターはほぼおらず、強いて言うならば200みっくすにおける星野レイカおよびスターブレイカーが”みっくす化”の力を持っているくらいな上、先述の通り200みっくすはスミカのプログラム上の世界であるので、本当にその能力を有しているキャラクターは存在しないと考えられます。
部分的なパラレルという意味で言えば、”盤面上の世界”という説も若干量ここに含まれるのかもしれません。
すなわち、100おれの上位世界かつ並行世界として『スグリ』世界を仮定し、人類の滅亡後に残った面々が100おれ世界に合流したということです。
ただ結局のところ、どうやって盤面世界に合流するのかという話になりますし、次元渡航能力のようなものが必要になってしまうので考えづらい線ではあるのかな…と思います。(ぶっちゃけスグリならできそうではあるが)
あと、この説で行くとスグリが2人以上存在することになりますが(トモモが模倣したスグリと上位世界から流入したスグリ)、今現在そういった描写はない(実際のゲーム上では可能ですが)ので、まぁないでしょう。
この2人のスグリという辺りもちょっと話をややこしくしている要因なので最後にまとめて書きます。
200みっくすの地続きと考える説
これは私が一番最初に考えた説なのですが、『駆け抜けるアリシアンローネ』が200みっくすの地続きということを聞いて頓挫してしまった説です。
ただ、ない線ではありません。
200みっくすとアリシアンローネの間の導線部分と考えることは可能です。
というのも、200みっくすのオチの後…スグリがスミカの言うことにとてもびっくりするシーンがありますが、それが100おれ世界との合流だと考えていたのです。
この説だと、スミカがわざわざスグリのコミュ障を矯正しようとしていたことにもうなずけますし、スグリがびっくりしていたことにも納得がいきます。
ただ、やはり世界との合流…といった方法をスグリ及びスミカが持ち合わせているのかどうかはわからないところではあります。(やっぱりスグリさんならできそうな気もするけど)
アリシアンローネ世界はおそらく異世界というより、地球よりはるか遠くの外宇宙の世界だと考えられるので、やっぱり200みっくすでスグリがびっくりしていたのはそうした外宇宙に生命反応があったということなんだろうなぁ…と思うのであんまりこの線もなさそう。
この説に則るならば、100おれの時系列は200みっくすの後、アリシアンローネの前になります。
スグリとスミカの盤面上であるという説
部分的パラレル説と対して変わらないような気もしますが、こちらはあくまで完全に盤面の上ということであり、この世界にスグリたちが合流することもありません。
これは、古の守護者ストーリーにおいてスグリとスミカ(とアリシアンローネとテオトラッタ)が『100%おれんじじゅ~すっ!』で遊んでいることを説明することができます。
ぶっちゃけ、これが一番無理矢理こじつけることが可能ですし、合理的な解釈が可能です。
なぜなら、トモモ(とミオ)による創造、その全てを盤面上での出来事ということで片付けることができるからです。
早い話、トモモは100おれ世界のママ…という設定で、真のママはスグリ(460億年)とスミカということになります。
初期から100おれにいる方のスグリも、昔のスグリの再現ということで説明がつきます。
ついでに、100おれにおけるスミカのボイスラインで、
わ、昔のスグリさんだ!
というものがあります。スミカとデフォルト及びver.2のスグリが対峙した時のセリフです。
仮にスグリ本人と対峙したとして、わざわざ”昔の”スグリさんなんてセリフ出てきますかね。
なんというか、他人事というか、外から世界を見ているような感じがするセリフです。
この説に則れば、100おれ世界で起こっているその全てはスグリとスミカによる空想であり、時系列にするならば200みっくすの前後どちらか…地球滅亡から200みっくすに至るまでの460億年の間の余興…ということになります。
こじつけっぽいですがこれが一つ線としてはあるのかな…と思います。
てか部分的なパラレルってより完全なパラレルっぽいですねこれ。
それぞれの説をややこしくしている要因
もう頭の中がごちゃごちゃで何がなんだかわからなくなってきているのですが、なんでこんなわけがわからなくなっているのかを整理します。
スグリの記憶について
100おれにおけるデフォルトのスグリストーリーの最後に、「みんなが楽しく遊ぶ為の世界…」「ううん なんでもない」というセリフがあります。
ストーリークリア後には全て一枚絵があるのですが、このストーリーにおける一枚絵はじゃれ合っている面々をスグリが後ろから微笑んで見つめるものになっています。
これはつまり、100おれ世界内のスグリが、何らかの過去の記憶を引きずっていることを示唆しています。
この過去の記憶というのが、『ソラ』『スグリ』『AoS2』などのみにおける記憶なのか、あるいは人類滅亡後の記憶も含むのかというので、話が大きく異なってきます。
この問題は、デフォルトのスグリの存在がトモモの創造によるものなのか、外界からの流入なのかという問題にも関わってきます。(本当にトモモの創造なのか?と疑問視していたのはこのため)
トモモの創造によって、過去の記憶を保持したまま100おれ世界に誕生したのか?その記憶は人類滅亡前のものなのか?後のものなのか?
あるいは、記憶が保持されているのはトモモの創造によるものではないからなのか?
と、疑問は絶えません。
仮に後者だとすると、デフォルトのスグリは460億年スグリよりも”後の”存在になります。コミュ障が解消しているので。
その一方、スミカのボイスラインでは”昔の”スグリさんというセリフが出てくるので、これは矛盾します。
と、まぁわけがわからないのです。スグリさん。
他のキャラクターに関しては、キャラクター同士の関連や記憶はあっても、例えば戦争時代の記憶がそのままあるとか、そういった描写は…いやあったわ。
まさか、お前がこんなところにいるとはな…
アルテの対スターブレイカー時のボイスラインです。
『ソラ』本編における交流はないはずなのですが、こうしてボイスがあることを考えると、描写されていないだけで認知はされていたのでしょう。
そう考えると戦争時代の記憶もあるのかもしれない…
わからない…
100%おれんじじゅ~すっ!という存在
潔くカードデザインを簡素にすればよかったものを、古の守護者における一枚絵で『100%おれんじじゅ~すっ!』のカードデザインがそのまま使われたために話がややこしくなっています。さっきから再三話してることです。
すなわち、スグリとスミカ(と魔女たち)が遊んでいるカードゲームは一体何なのか?ということです。
仮にこれがただのカードゲームだとすれば話は済むのですが、もし『100%おれんじじゅ~すっ!』というカードゲームの存在が、そのままあの100おれ世界の存在そのものだったとすると、先の盤面上説を支持するものになります。
スイート六神について
うっかりここで新しい概念を出してしましました。
スイート六神とは、
スイート六神表
— honos (@hononos) 2018年12月17日
スイートイーター トモモ
スイートブレイカー アマミ
スイートガーディアン QP
スイートメイカー サキ
スイートブロガー ナツミ
スイートクリエイター ???
この通り。
スイートブレイカーさんの本名アマミ、QPはきゅーぴーです。
詳細とか細かい設定はわかりませんが、初出は『きゅぴシュ~』シリーズです。(オイやっぱりやる必要あるじゃねぇか『きゅぴシュ~』!)
不可解なのは、この中にトモモ・サキといった別作品のキャラクターが混入していることです。
六神という設定がついたのはおそらく、200みっくす内でのことだと思われるので、例のごとくスミカのシミュレーション内での設定とすることもできるのですが、未だにスイートクリエイターの正体は明らかになっていません。
もしこれがスミカだったとすると、『スグリ』世界における重要な設定になる可能性が否定できません。
これら並行世界ないし別作品世界と、『スグリ』世界に関連があるのか、ないのか。
それによって100おれ世界の扱いも変わってきます。
トモモの扱いについて
実は、Acceleration of SUGURI2のエンディングテーマの一つにトモモのものが混入しています。
Magical Girl of Miraclesです。
シャム編でスミカを倒すとエンディングで流れます。
ストーリーの流れとしては、
シャム「アイドルやるよ!ソラ!」
スミカ「歌詞はもう出来てるぜベイベー」
ソラ「えっ」
てな感じです。
つまりその歌詞だという風に考えられます…が。
もう一つキャラクターソングが存在します。
そうです。Ulitemate Weapon Girlです。
100おれのDLCとして買えるものです。
こちらは、明らかに二人のアイドル用ソングとして用意されています。
だとすると…わざわざソラとシャムのアイドルソングとしてトモモのことを歌った歌を用意するでしょうか。
”もう既に用意できている”のはなぜなのでしょうか。
これはトモモが100おれ世界のみならず、『スグリ』本編世界にも影響している、ないし少なくとも存在はしている可能性を示唆しています。
結局トモモは世界の創造者なのか、そうではないのか。
ミオについて
Master of the Minionsイベントにおいて登場したミオですが、ストーリーの最後でエリィとの関連が示唆されています。
エリィはバウンティハンターズイベで初出のキャラですが、”ママ”を探しているとのことで、ルルゥと併せて情報量の少ないキャラです。
イベントにおいてミオが最後に何をしたのか。
例えば…これが次元と次元をくっつけてめちゃくちゃにしたとかそういうことであると…ミオが唯一次元渡航、あるいはみっくす化に近いような能力を持つキャラであるということになるかもしれません。
エリィとかはなんとなく魔女のメンツとちょっと見た目が近いという気がしなくもないですし、ひょっっっとしたらその辺とのつながりもあるかもしれません。
とにかく、ミオが何らかの能力持ちであるということになると、100おれ世界を完全な下位世界として据えることが難しくなります。
『駆け抜けるアリシアンローネ』
正直これが全てだと思ってます。
これさえ出れば解決すると思います。
アリシアンローネ世界が200みっくすと地続きなのはいいとして、それは異世界なのか、同一世界における外宇宙、はるか遠くなのか、あるいは並行世界のなんらかなのか。
どうして古の守護者においてもう既に魔女たちとワチャワチャしているのか。
なんにもわかりません。
これが『スグリ3』にあたる作品だという説もありますし。
何がややこしいって、作品が存在していないのにキャラクターだけスピンオフに登場して、出典『駆け抜けるアリシアンローネ』って書いてあるんですもん。困るよ。
まとめ
honosさんはやくアリシアンローネ出して。頼むよ。
これに尽きるよ…
色々考えたけど足りないピースが多すぎるよ…
honosさん最近音沙汰ないし…
助けて…
以上初めての橙汁考察でした。
これ読んで気になって、界隈の沼にハマってくれる人が増えてくれれば幸いなのです。
あるいは既に界隈にいる人がこれそんな話だったの!?つって他の作品も買ってほしいなと。
あとこれ読んでこれ違うわボケとか物申したい古参の橙汁ファンの方がいらっしゃいましたら、Twitterアカウント(@Dochiku_OJ)までお願いします…待ってます…twitter.com
*1:honos on Twitter: "スミカが作れるのは、彼女がアクセス出来る記憶媒体にデータが残っていた人物のみです。シフはその条件を満たしていません。あとスミカ的にはNONAMEもいるし、別に復活させなくてもいいかなって思ってます。… "
honos on Twitter: "@GF202020 スミカとNoname以外はみんな人です"
honos on Twitter: "できません。
ナビはスミカのスペアボディーです。… "
honos on Twitter: "その後青年がソラを冬眠カプセルにポイして、空が綺麗になるまで眠らせたのです。"
honos on Twitter: "@GF202020 ちゃんと翻訳出来るか不安ですがご説明します。
スグリがヒメと戦った後、人類は種の寿命を迎えて、自然と消滅していきました。その後、地球も寿命を迎え、それを見届けたスグリはスミカと共に宇宙に旅立ちました。スターブレイカーはソラと戦って死にました。"
honos on Twitter: "@GF202020 アリシアンローネは色々考えてます。アリシアンローネは200%の後の世界です。"