ド畜生黙示録

オタク的ないろんなこと

このゲーム、なにか変

ポラリスコードの良いところ

3DMVがある

昨今ゲームセンターで動いているゲームの中では、かなり綺麗に3Dモデルが動かせているのは良いポイントだと思う

収録曲は差別化できている

他社のゲームと比べても、かなり収録曲の差別化はできているように感じる。
特にV関連の版権はかなり多めに取れていて、他社収録が一切ないようなものまで網羅しているので、相当頑張ったのではないかと思う。

収録曲少ない問題は完全にエアプのゲーセンに来る気もないコナミ叩きたいだけおじさんだろうからマトハズレイです

ゲーム性自体に問題はない

別に音ゲー部分に不備があるわけではないように思える。

少なくとも音ゲー部分はゲームとして成立しているし、フェーダーやスイッチ感触のあるデバイスアーケードゲームである意味を付与できているので、好みの問題、俺は合わなかったけど

キャラデザ

スティンガー神を崇めよ


良いところ、終わり

ポラリスコードの悪いところ

音ゲーとしてではなく、そもそもゲームとして未完成

なぜストーリーも、スコアに関連する要素であるキャラの育成要素も全くない状態でリリースしたのか?

最低限ゲームとしてそうした要素を盛り込んだのであれば、少しでもいいから触れるようにしてからリリースしてはいかがだったのだろうか。

育成のためにもらえるチケットは使い道がないし、ストーリーがないからキャラクターのことが未だに全くわからない。

追記:強化システムが実装されました スキルレベルはまだ

どんなに出来の悪いソシャゲでもキャラの育成できません!ストーリーもありません!みたいな状態でリリースしないでしょ。本当に何考えてるんですかね

しかもリリースからすでに2週間近く経とうとしているのに何の動きもない。そのくせエイプリルフールにはしっかり嘘を宣ってんだから俺はこのゲームの存在自体が嘘だったと言ってもらったほうがまだ笑えたよ

初動のコラボガチャの扱い

まず前提の話として、独自IPなのにも関わらずローンチ時点で、ピックアップされているのがコラボキャラクターのみというのもおかしな話なのだが、それ以上におかしいのはその扱いである。

コラボキャラクターで初動を確保するのであれば、ある程度その扱いを良くしてガチャを引いた人を定住させる必要があるはずである。

にも関わらずコラボキャラクターに関するストーリーもなければ3DMVもなく、ただガチャがあるだけ。

追記:3Dモデルが実装されてました

こんなことではキャンペーンが終わったら人が離れていくのみである。(というかもう離れている)

UIがゴミカス

ほんとうにテストプレイされたんですか…?

そもそもチュートリアル時点で、音ゲーのプレイ以外のチュートリアルが全くなされていないのが不親切であるという点が一つ。音ゲーマーだったらわかるかもしれないけど、見りゃわかるだろみたいなふんぞり返り方を感じる。一体どの層を相手取ろうとしているのか。

一番ひどかったのはオプション周りで、ハイスピードをスライダーでしか調整出来ない仕様に頭を抱えた。今どきどんな音ゲーだってある程度数字を刻んでタップ操作で変えられるようになってるでしょ、一体誰がこんなUIを?

あとイヤホンを刺した時に画面のど真ん中にデカデカと音量調節のスライダーが出てきて残り続けるので変な笑いが出た。楽曲プレイ直前でも同じことになるのでこれはあんまりにも酷すぎる。

料金設定の問題

あの、jubeat saucer fulfillでの悲劇をお忘れになったんですか…?なぜ同じ失敗を繰り返すんですか…?

100円で2曲、パセリ130円で3曲。
明らかなパセリへの誘導である。辟易。

これは2曲であることそのものに問題があるのではないと思う。端的に言うのであれば、付加価値性の問題である。

例えば、初期オンゲキは100円2曲でのローンチだったが、ストーリーやキャラクター性に重きをおいたゲームデザインだったこともあり、トータルでのプレイ時間を加味してそのような設定であったことが考えられる。

また、DIVAには完走できる選曲数の少ないモードがあるが、これはフォトスタジオ機能としての役割を果たしているということもありきちんと意味のある料金設定である。

対してポラリスコードはどうか。

やることはないくせに意味もなくただ100円玉が使えないだけ。
金にがめついKONAMIのパセリ誘導にしか見えません。

正直IIDXとかのパセリでEX行けません仕様もどうかと思っている節があるけど、あれはまだ100円で3曲、130円で4曲~5曲といった形だからギリ許せる。

でも別に今のポラリスコードはただ100円で遊んだら不利になるだけでそれ以外何も無いでしょ。顧客を舐めてる?

あとこれは完全に個人の感想だけれどもオンゲキのガチャが100円なのに後発で出して300円のガチャって熱心な信者以外誰が引くんですかね?

解禁が重すぎる

難易度に応じた解禁の重さがあるのはわかるが、最高難易度の12と11の間に意味もなくクソデカい壁がある。何20万て。

おそらく、版権曲メインでローンチをする都合上曲自体を解禁にするわけにいかず、結果として譜面を解禁する形にしたのであろうが、よく考えてくれ、もうすでに10年近く先発のチュウニズムは最高難易度の解禁が事実上ほぼいらないわけなんですが、どうしてこんな時代遅れな仕様に?

これがもしBEMANI機種で、プレイに重きをおいていて、イベントごとに難しい曲が解禁の重い方にいる、というだけならいつもの話である。

でも明らかに初心者かいつもと違う層を狙っているのにこんな仕様をお見せするのは恥ずかしくないんだろうか?

その他すでに1万円以上を注ぎ込んだ自称KONAMIの犬某氏から頂いた意見と俺の雑感

  • ガチャの確率表記がない
  • フルコンランプすらなく達成感がない
  • やることが(現状)ない
  • スコアの評価上限が低すぎて育成する意味がなく、SSRを固めるだけで最高評価が取れる
  • そのスコア評価もどういう基準でついているのかが全くわからない、システムの不透明さ
  • せっかく3Dモデルがあるのに3DMV付き楽曲が少なすぎる
  • 上のモニター何?最近のおもちゃ付きでクソ高いパチンコ台か?機歴ってこと?
  • ウーファーの音量がデカすぎて正面には聞こえないのに筐体背面から音が死ぬほど漏れ出る、どういう設計したの?

まとめ

概して言えることとして、コンセプトの不透明感がある。

当初BEMANIシリーズとして作られていたであろう今作は、実はBEMANIのクレジット表記がなく事実上その系列から外れたものと考えられる。

つまり既存のユーザーではなく、全く新しい顧客層を求めてのリリースだったのであろう。

故にBEMANI系列の曲が全くない状態でのリリースという思い切ったことをしている。

これ自体はむしろ称賛されるべきことで、2016年頃から保守的な動きをしていたKONAMIがようやくここまで動いたか、という気分だった。 稼働直前までは。

稼働するギリギリになっても公開されないHOW TO PLAY。遊び方すら誰もわからない謎のゲーム。

この時点でやる気の無さが浮き彫りになっていた。あるいはそこまで手が回らないほど納期がギリギリだったのかもしれない。

なんというか、独自IPで売り出したいのか、版権全振りで新しい顧客を得たいのか、未だに判然としないのである。

独自IPで売り出すには、売り出し方があまりにも弱すぎるし、ストーリーもなければ、キャラの魅力を押し出そうという気概が全くと言っていいほど見えない。

あるいは版権売りするにしても、人を呼び込むところまでは上手く行ってもそれを継続させようという意思が全く見えない。一度遊んだら終わってしまう作り。

更に言えば、その独自IP×版権という橋を繋ぐ要素が全くと言っていいほどないのである。

独自IPならBEMANI系列にしてBEMANI曲でも入れてたほうがまだ人がいたかもしれないし、版権全振りなら別にスティンガー神にキャラデザを作ってもらう必要があったのかどうか。

その二つを掛け合わせなければならなかった必要性が全く無い。

これがコンセプトの不透明感で、一体何を売りにしようとしているのか本当に見えてこないのである。


初動でコケてしまったかつてのMUSECAですら、グラフィカという形で、絵と公募を全面に押し出す形でリリースされていたことから、コンセプト自体は明確に固まっていて、今思えばKONAMIとしては意欲作だったと感じる。
コンテンツを潰したのは明確に声の大き過ぎる老害音ゲーマーである。
(今回は触れないが、2012~2015年頃はKONAMIが思い切ったことをするたびにKONAMIを叩きたいだけの層が一番暴れ散らかしていた時代である)

もし、当時もっと音ゲーのソシャゲが普及していたら、あのゲームに対する風当たりも違ったものだったかもしれないとすら思える。

ポラリスコードには本当に、そういったものを一切と言っていいほど感じない。

中身がない。空虚。

これはもうもはやゲーム性が合わないとかnot for meとかいう話ではなく、コンテンツとして欠陥を抱えていて、KONAMIが法人各社に不良品を送りつけたとかそういうレベルの話である。

しかもKONAMIがコラボで荒稼ぎしようとして版権を取り続けて、購買部に人を誘導するのであればその損害を被るのは顧客が長く続かないゲームセンター側であって、KONAMIではない。

ありとあらゆるところから腹立たしさを感じて、プレイした瞬間に怒りと共に他の音ゲーをプレイしないと本当に音ゲーKONAMIを嫌いになりそうなレベルの出来だった。

何より、かつていろいろとしてきた失敗をKONAMIが何一つ反省していないというのが本当に呆れ返る。


KONAMIは本当に顧客を舐め腐っている。コラボさえすりゃ人が来るんでしょ?みたいな殿様商売。
継続的にコンテンツを楽しんでもらおうという意思がこれっぽっちもない。
表面だけ投げ売りして終わり。

ソシャゲでよく言われているのは、ローンチ時点での人口を決してその後超えることはない、という傾向で(それを覆したのはブルーアーカイブなのだが)、つまり初動でいかに人を集めて、それを継続させるかというのが重要なのだが、コラボで集めるだけ集めさせて、金を落とさせたら終わりというのが透けて見えている。いい加減にしろよ。


もう言いたいことは色々ありますがこれくらいにしておきます。
本当にKONAMIはもうこんなもんしか作れなくなったんスかねと思っていたところにIIDXで惑星鉄道が降ってきてリアルに涙を流した。
もう今あるコンテンツに注力して延命する方がマシに思えてきた。
反省してください本当に。