ド畜生黙示録

オタク的ないろんなこと

ゲームセンターという欺瞞

※うちの推しめーちゃんの横に弊社がいる恨みで書き連ねています

確率機

現代のゲームセンターはもはやプライズ機によって成り立っていると言っても過言ではない。

残念ながら体感ゲームビデオゲームがその敷地面積を広げることはなく、今やプライズ一辺倒である。

まだ通常のプライズ機ならいざしらず、今のプライズ業界を支えているのは確率機である。

確率機とは、規定回数もしくは規定のペイアウト率(P/O率)に収束するように払い出しを調整できるプライズ機のことである。

簡単に言えば、取れそうに見えてもいくらで取れるかは殆ど決まっているということである。

3本爪

典型的な例は3本爪である。

3本爪のクレーン機はほぼ例外なく確率機である。

一体どれだけ取れそうに見えても例外はない、サービス設定でアウトレットになっていない限りは。

イロモノ系

あるいはイロモノ系もほとんど例外なく確率機である。

例えばルーレット回すやつとか、棒を押し入れて落とすやつとか、諸々。

一応例外はあるにはあるのだが…(トライポッドは実は一応実力機である)

なんと!2本爪も

一般的に3本爪が確率機とは言われているのだが、実は最新機種では2本爪もP/Oを管理することが可能である。

オンにしている店舗がどの程度あるのかはわからないのだが、2本爪でも全く同じところを狙っていても明らかにパワーが変わっていたら注意である。

UFO9以前は精緻な設定がないのだが、UFO9以降UFO9Secondなどにはこの設定がある。

クレナ系列は知らん。今置いてあるのは多分ナムコくらいちゃうんか。

高額ガチャ

高額ガチャって何?
1000円や3000円の大型ガチャである。

中身はほとんどゴミ。

なぜあんなものがゲームセンターの中に設置するのを許されるのだろうか?

そのからくりは企業のグループ会社にある。
なんと!ガチャを設置している会社は(ごにょごにょ)
(以下の記事を読むにはド畜生に貢いでください)

なんにせよあれの存在はなんというか、ゲームセンターへの冒涜である。

所感

残念なことに今のゲームセンターとは情弱とバカを搾取する場所である。

訪れるほとんどの人間は確率機という存在自体を知らないまま、搾取されているのである。

取れるか取れないかの過程を楽しむというとてつもない建前の上で、通常の商品よりも遥かに高い価格で物を売りつけているのと対して変わらないのである。

本当にその過程を楽しませるという意図があるのであれば、ある程度の仕様は開示するべきであると思うし、逆説的にそれが開示されていないのはとんでもない建前であるということの証左だ。

こんなもので成り立っているのが”アミューズメント”施設を名乗っていることに納得がいかない。

また大都市でそういう大型プライズ機施設として運営するならいざしらず、画一化されたプライズ事業をありとあらゆる都市でやろうとしていることに疑問がある。

常に人の流動性があって在客数のあるところでプライズを大量展開するのは正解かもしれないが、同じことをクソ田舎でやってもシンプルに人がいなくて成り立つわけがない。

いつか業界全体で共倒れになる。こんなことでは。

確率機という存在自体がまだおおっぴらに知られていないから成り立っているのであって、それはつまりバカにつけ込んで事業を展開しているというのとほぼ同義。

それがつまびらかになってしまえばきっともうおしまいだと思う。店員の負担もとんでもないことになるだろう。ただでさえ取れねぇんだろ?ってクレームつける客が少なくないのに。

こんな薄氷の上に立っているのが今のゲームセンターである。

嫌になっちゃうね。

ビデオゲームは?

ただでさえかかるメンテナンス費用に企業からの通信費、電気代、色々差し引いてまともにペイできるわけがない。

そりゃ規模も縮小する。

もはやわざわざゲームをしにゲームセンターに来るという時代自体が終わりを迎えようとしているのだと思う。

かつてはまだ家庭用ゲーム機や自家用のパソコンなどが普及しきっていなかったからこそゲームセンターが娯楽として輝いていたのであって、そうでなくなればその輝きは次第に薄れていくのだろう。

だから今あるゲームセンターを大切にしよう。

このクレーンゲームバブルと言える現象も、多分2~3年もすれば落ち着いて来るんじゃないかと思っている。そうなってしまうと近くにあるゲーセンも危ないかもしれないよ。

店員としての愚痴

本部指示のP/O管理とかまでバイトの耳に入るわ指示が入るわでマジでやってられない。

売上の管理なんか上長でやっててくれ。

そのくせ最低賃金で雇いやがって、人材育成もまともにやらないで人だけ使い潰して舐めてんじゃねぇぞバカタレ。

その上某店舗ではメンテナンスのほとんどをバイトが担ってて専属スタッフがいないからバイトがやめたら本当に終わる。

定期メンテナンスというのを何ヶ月に一回とかいう周期的に行えばいいと勘違いしているバカが本部なので某系列のメンテが悪いと言われていることのからくりがわかってしまった。

しかもバイトが店閉めして鍵管理して失くしたら責任取れで最低賃金にんな仕事押し付けてんじゃねーよバーーーーーーーーーカ。

割に合わねぇんだよクソが

終わりに

ゲームセンターという様式を愛している人は、どうかそれがあるうちに足を運んであげてください。

ゲームセンターという存在がプライズ機設置店舗を意味するようになるまでそう長くはないのかもしれないです。

系列にもよるとは思いますが、ゲームセンターがゲームセンターとしていられるのは、そこにいる誰かの願いのおかげと言ってしまってももはや過言ではないと思います。

なぜならビデオゲームをほぼ撤去してプライズに換装してしまったほうが売上が出るのは間違いないから。

もうそういうレベルまで来ているはずです。

ゲームセンターのためというよりは、今そこにあるものを楽しむために、足を運びましょう、今ならまだ遅くないです。