ド畜生黙示録

オタク的ないろんなこと

地雷女は地雷系女の顔をしていない

急に何?

卒論を進めるために久々にバイトの長期休暇で、外部の人間との接触がしばし絶たれたので、過去の人間関係を思い返していると、ろくでもない女に悩まされたなという話。

地雷”系”女は地雷ではない

結局のところ地雷”系”とはオタクの幻想でしかないか、あるいはそれは地雷ではないことを意味する。

黒系統色を基調としたゴシック系ファッションとサブカルが合わさればなんでも地雷系なのならば、それは地雷の本質を見抜いていないと言わざるを得ない。

地雷とは踏み抜いて爆発するかさもなくば踏まなくても爆発する故に地雷なのである。

ストローでエナドリ飲んでようがストゼロ飲んでようが、黒マスクしてようがトーヨコで突っ立ってようが舌ピしてようがスプタンであろうが人畜無害であればそれは地雷ではないのである。

結局、地雷に突っ込んでいるという背徳と陶酔を男が感じるためだけに作られた幻想が地雷系なのであって、真に地雷ではないのである。それは。

地雷女

人の所有物に勝手に名前を書いて消すとキレる女

俺の持ち物に勝手に自分の名前を書いて、迷惑なので消すとキレてくる女。

会話が人を不快にさせるバリエーションしかない(甲殻類の殻はゴキブリと同じ成分とか)。

大して顔も良くねぇくせに所有欲だけ高いクソ野郎。死ねやボケナス

彼氏の制服をハサミで刻んだやつ

当時の同級生の彼女が、そいつの学ランをハサミで切ってた。

それなりに交流あった女なので話を聞いた時はクソビビった。

顔はともかく行動が完全にサイコ

顔も見てないのに勝手に惚れ込んできたキショいポップン界隈の女

丁重に断っているにも関わらず、理解せず圧倒的な自信と共に惚れ込んできて告白してきたポップン界隈の女。

あまりにも気持ち悪くて思い出すだけで吐きそう。

とにかく自分は見た目にも態度にも何の自信もないのに、面食いで見た目が第一で期待に添えない可能性が高いから本当にやめて欲しいと実に紳士的に断ったにも関わらず彼女はどういう自信からか自分が絶対に可愛いと思いこんでおり、自撮りを送ってくる始末であった。

自撮りを精査した結果、一番似ている芸能人は吉田沙保里だった。お世辞にも美人ではない。

身内のLINEで共有し点数をつけたところ、100点満点で平均点が36点だったので36点というあだ名が付いた。

地元に来るとまで言い出していて、本当に何がどうなったらそうなるのか本当に勘弁して欲しい。この時から知らん女性に対して必要以上に丁重に接することをやめる決意をした。

ちなみに後日、同級生らしいアカウントから接触があり、学校でも自信過剰で困ってるので、心中お察ししますという趣旨のDMが届いた。ろくでもねぇよ

DM性交渉凸女

記憶に新しいな。
それなりに交流が長かったはずのTwitterフォロワー(彼氏持ち、推定水商売)がヘラり始めた結果、俺のDM欄にセックスをしてくれと凸をしてきた。

俺が過去の経験から女性との交流を得手としていないことを踏まえた上で凸しにくるのはあまりに愚かというか、理解度があまりにも低すぎて心底ドン引きしてブロックした。
そんな短期のヘラりを慰めるだけのワンナイトなんかろくなことにならねぇだろボケカスが。

後日彼氏と思しき人間からフォローリクエストが来て震え上がった。
鍵を開けられない最大の理由。南越谷には二度と行けない。

幻想はインターネットの中だけにしておけ

地雷系なんてものは夢物語で真の地雷は可愛くもねぇし魅力的でもなんでもない。ただ不快なだけである。
ましてや地雷に突っ込んでいることに自己陶酔して破滅を楽しんでいるような輩は浅い。浅いのである。

とはいえ、好意を向けている相手から同じような異常行動をされたらきっと飛んで喜ぶのであろうから、色恋沙汰というのは恐ろしいものである。

で、俺はというと以上ろくな女に合っていないので真性童貞女性経験ゼロ異常男性である。終わってるね

女難の相を示すと言うほどの見た目はなく、男性性も持ち合わせていないのでそれを言うには傲慢すぎると思っていたが、こうして思い返すと普通にろくでもない女だらけで涙を流している。

つまるところ男性性というのは加害性であるので(思想)、そういう女性にも加害性を振りまけてこそ男性的であるのかもしれない。知らんけど。

加害性を持たないオタクはインターネットの中で理想の女性像を反芻し、その中で生涯を終えるのがお似合いなのである。

補足

社会的なジェンダーは一旦さておき、生物学的なジェンダー、男性/女性という二次元で考えた時、侵襲性を持つのは明らかに男性である。
また、少なくとも日本では改姓を行うのは女性が多いということを考えると、社会的な侵襲性を大きく持つのもやはり男性なのである。
ということを考えると、男性性の持つ特性は加害性、侵襲性であり、どんな理屈をこね回しても優しさなどという曖昧な概念がそれを上回ることは決してないのである。
重要なのはただ加害するということではなく、その加害に対する責任を負えるということである。
子供を持つ責任、人生を相伴するという責任、その侵襲性を肩に背負うことが正しく男性性なのであるならば、それを放棄した人間に男性性など持ち得るはずもないのだ。

自由恋愛が主流になった今、どれだけそのことが意識されるだろうか?
亭主関白という言葉が蔑称でしかない現代で、かつてその亭主が背負っていた責任を、今の男性性が真っ当に背負っていると言えるのだろうか?

そうした観点なしにジェンダーなど語り得るはずもないであろうに。浅い欧米かぶれを見てると反吐が出るぜ。ペッ。

お詫び

関わってきた女性が全てろくでもないと言わんばかりの書き方をしてしまいましたが、数多くのまともな女性の中にクソみたいなのが混じっていただけで、まともな方と自分は基本的に釣り合わないという趣旨です。
大変申し訳ありません(予防線)

ド畜生が戦国乙女4で3日間無茶をした結果【ド畜生`s TV】

端書き

カンスケちゃんのフードスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥハァァァァァァァァ

カンスケちゃんのフードのしゃぶしゃぶをカンスケちゃんの目の前で食べたい

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全身トップバリュのトップバリュ人間おすすめ3選

人間は、”トップバリュ”という6文字を見ると自然と身構えるように出来ている生き物であるのだが、やむを得ない事情(主にパチ屋の大敗)でトップバリュを利用せざるを得ない状況が続いている。

そんな私がギリ大丈夫、あるいは他よりも良いかもしれないというトップバリュを3つ紹介する。

1.爽やかレモン風味の塩焼そば

www.topvalu.net

賛否両論激しい商品であるが、私は好き。

驚愕の98円。
おそらく唐揚げにレモンを勝手にかけられると身が昂り、怒りのあまり修羅になるような人間には向いていないのだと思う。

塩焼きそばをベースにレモンの酸味と香りがいい感じに効いてる一品。

正直これだけで昼はいいってくらいかなり好み。
常備中。

2.ポテトチップス(60g)

www.topvalu.net

安い。とにかく安い。
60gのポテチが78円!?バグみてぇな価格。

しかし味が壊滅的かというとそうでもなく、一般の市販品よりやや味が薄いかといった程度で、芋の方に特に問題はないし、普通に食える。

ポテチ食いてぇ~たけぇ~といったときに自然にかごに入っている。
おやつほしい時はこれで十分。

3.ジンジャーエールカロリーライト

www.topvalu.net

基本的に私はカロリーライト/ゼロの人工甘味料系炭酸飲料があまり好きではないので飲まないのだが、これだけは例外である。

カナダドライジンジャーエールより圧倒的に好きと断言できるレベルの奇跡のトップバリュである。

カナダドライジンジャーエールは、ジンジャーというより”カナダドライジンジャーエール”感が強い(?)のだが、この商品はしっかり生姜を効かせている。

言うならばウィルキンソン産のあのきっつい生姜の香りがするジンジャーエールである。

生姜味が苦手な人は受け付けないかもしれないが、あのきつい生姜が大好きな人には是非飲んでほしい。

もうこれが冷蔵庫に入っていないと耐えられない体になってしまった。

1500mlで118円。バカ。

常飲している。これ無しでは生きられない。


ああトップバリュ様々。これからもアキヴィリの意志を継ぎトップバリュを”開拓”します。

性癖:ぼうけんのしょシリーズの話

ぼうけんのしょ」シリーズをご存知だろうか。

あかざわRED先生の同人誌で、女性上位逆転なしがメインのシリーズモノである。

www.dlsite.com

以前、こんな記事を書いたことがあったが、この時にぼうけんのしょシリーズを中に入れなかったのがあまりにも愚かだと思うほどの出来である。

dochikku.hatenablog.com

エナジードレイン、レベルドレイン、テイルボア*1などといったマゾ向け性癖が目白押しで、その美麗なビジュアルとは裏腹にただ人間は餌として魔に屈するのみである。

さらに特筆すべきはそのストーリーラインで、現在刊行されている11の作品に連関がある。

ネタバレは避けるが(エロ同人誌のネタバレって何?)、人間の暗部を魔物に見透かされるかのような巧妙なストーリーが織りなされており、ついストーリーが気になって読み進めてしまう。

サキュバス搾精モノの金字塔とも言えるべき作品群であり、後世に遺すべきものの一つである(?)。

私がお気に入りなのは「まことに ざんねんですが ぼうけんのしょ4は消えてしまいました。」の22~23ページ、ザッシュの精液をサキュバスとシスティナで口移しするシーンである。

人間を餌にするサキュバスと、世界を救った勇者パーティーの一員であるはずの白魔術師システィナが、その教え子の精液を淫猥に共有する様は背徳の一言に尽きる。

その次のシーン、ザッシュにその欲望を曝け出させるシーンは更にその背徳感を増させるのだがそれはぜひ購入して頂きたいところである。

私はレベルドレイン・エナジードレインモノがかなりの好みなのだが、そもそもの絶対数が少ないのみならず、絶対的に女性優位であるというものが少ない。

やはりサキュバスが出てくる以上は人間は餌でなければならないし、人間にとって都合のいい存在であってはならないと思うのである。

ぼうけんのしょ」シリーズは、その点をしっかり抑えている(7~8は展開の都合上、そうでない描写も挟まりはするのだが)。


しかし、よく考えてみると、実はその”餌であるべき”という命題も、実は人間の都合の良いように出来ているのではないか?という疑問がある。

そもそもな話、サキュバスが精を搾り取るために妖艶な人間の形をするという伝承そのものが出来すぎた話であるし、何らかの超自然的な存在に身を委ねたいと思うのは、人間の性なのかもしれない。
例えそれが死を伴う快楽であったとしても。

…と思ってwikipediaを調べに行ったら、妙に癖的な方に詳しい記述があって草。

ja.wikipedia.org

能力的には幻覚や淫夢を見せたり、魔眼や体液に含まれるフェロモンのような催淫成分を周囲に蒸散させたリ、淫気を増大させて対象を魅了するサキュバスが多く、たいていは対象の性欲増大と同時に精子製造能力をブーストさせて大量製造させ、それを搾精して犠牲者を死に至らしめる力を有している。しかし、夢魔的なサキュバスの中には性交せずにエナジードレインと言う形で、キスなどで接触相手の精力(生命力)や経験、ロールプレイングゲームで言うところのレベルを奪うタイプもいる。

誰だよこれ書いたの。解像度が高すぎるんだわ

というのはさておき、甚く魅惑的な禁じられたものとしてサキュバスを描くのであれば、逆説的にそれは人間が最も望むものということになる。

果たして、餌として捕食されるというマゾヒスト的な発想が、真に人間にとって都合の悪いものなのだろうか?

極端に言ってしまえば、糞尿を垂れ流しながら性交を繰り返し、次の世代を残すということのみが、これまで人類が繰り返してきたことである。その繰り返し自体がなんの意味も持たないことは自明だ。

ある授業のレポートで私が書いた内容である。
全文に興味がある人はご一報。授業趣旨に沿うような内容だけども。

人間存在そのものに意味はない。
故にその種の存続そのものにも意味はなく、その性交の繰り返し自体にも意味はない。

もしかすると、サキュバスというのは、その絶望の果てにある破滅願望なのかもしれない。

生殖行動であるはずの性交によって、その生に後継ぎなき終わりを告げ、より上位の存在の糧となる。

そんな倒錯を実は人間は望んでいるということではなかろうか。

つまるところ、私が時たま言っている”権威主義的な性癖”というやつである。ほぼ妄言だが。



※以下ぼうけんのしょシリーズの軽いネタバレと考察


システィナはなぜサキュバスに加担しているのか?という疑問がある。

少なくとも勇者ウィルの追放後から暗躍していたであろうというのは年表からもわかることであるが、スライムによる人里の壊滅以前からウィッチサキュバス接触があったであろうことを匂わせているのが6の終わり。

その後8はマルチエンディングの仕様を取っているが、おそらく分岐前までが正史であり、その後の展開は9に続くと考えられる。

ルシルとエミルの事の顛末を描かなければ、3〜5に続かない。

システィナの目論見が進んでいるということを考えると、ウィッチサキュバスとシスティナの間でなんらかの取引が成されたのだろうか。

元々システィナが勇者パーティーの一員だったことを考えると、システィナがやろうとしているのは、勇者の血脈を魔族に伝播させるという人間への復讐であるように思われる。

更には、少年たちをサキュバスに転生させるという匂わせもあるため(4参照)、快楽に狂ったシスティナが人間界をサキュバス塗れにでもするつもりなのだろうか?今後が気になるところである。9紙で欲しかった。

読み込みが足りないのでひょっとしたら見落としてる情報があるかもしれない。

何故かって、そりゃあ一抜きしたら他の作品をそんなに何回も見る体力はないでしょうよ…

だってねぇ、この異常性癖塗れのこの俺がどちらかといえば一般性癖よりの同人誌にここまでご執心なのは異常事態。

サキュバスのお姉さんの描写もロリの描写もショタの描写も類稀な極上品であるからこそ敬意を持って接する(意味深)べきである。

好きなシーンを挙げればきりがないが、5の21ページ、システィナによる搾精シーンとか8の30~31ページ、エミルのダブル駅弁シーンとかもう本当に本当に。

あと8のエンディングの一つ、エミル同族化*2なんかもうたまらなさすぎる。

同族化の話で言うと、以前触れた”サキュバスの巣”にある「サキュバス無限地獄」は印象深い。

www.sam.hi-ho.ne.jp

やはりサキュバスといえば真っ先にこのサイトが思い浮かぶ程度には有名であろう(多分)。

よく考えると、即死回避体質が故にエナジードレインされ続けるというこの6・8の構図自体「サキュバス無限地獄」のオチに近いものがあるし、あかざわRED氏ももしかしたらサキュバスの巣にお世話になった過去があるのかしらん、などと考えたりもする。

HPバーとかMPバーの描写があるのも大変良い。
RPG的な文脈に乗せている以上、ステータスを視覚化させ、それが減少しているという様を見せつけられるのは大変に興奮するものなのである。レベルドレインとかしっかりドレインされてる描写がないと興奮できないのだが、案外数値化された描写が少ない。由々しき事態だ。

vore的な表現も界隈では一般的であるものの、それなりに名のしれた人が同人誌のシリーズの中で多用するというのは珍しいのではないだろうか。
丸呑み・吸収なんてそこまで多く見られるカテゴリーではない。あまりにも美味しすぎる。


シリーズ全体を通して、自らの快楽を優先し、他人を犠牲にするような愚かな人間の姿を描き出そうとしている気がする。1~2然り、4のザッシュ然り、「おいしいごはんのあるまち」然り。
システィナもまたその一人なのであろう。

一体このストーリーがどんな退廃的な結末を迎えるのか、楽しみでしょうがない。

とにかく良いから買ってくれ。頼む。語りたい。


以上、ぼうけんのしょシリーズフォロワーの独り言でした。

*1:vore,丸呑みのこと テイルボアはつまり尻尾での捕食のこと セル尻尾などが割と有名

*2:スライムやサキュバスなどに見られる、モンスター娘が自らと同じ種族に人間(主に女性)を取り入れること 男性ならTS属性も加わることになるネ

指針表明:もはやVアンチではない

かねてより私はVアンチと言われ、そして自称してきたが、もういい加減その表現をしていると完全に誤解を生むということを理解したので、私が最初から貫いている指針について触れたいと思う。

経緯

ゾ○ドが某女狐とコラボするという話を聞いたので、向こうの界隈も大変だなぁ、と思っていたが、明日は我が身であると思い、ファンネルでも飛ばすかなどと冗談を言っていたら真に受けた信者に凸された

以上が会話の履歴であるが、凸ってきた当人が悪印象を残したくないのか返信するや否やすぐにツイートを消していたので流れを掴みづらいが、おおよそこんな感じである。

ファンネルするか~

お前病気だよ

実体のないヘイトを貯めてるのは何?

実体のないっていうのが完全に嘘なんですが…

別にみんなそう言ってるとか聞いてないからw

オタクのコミュニティに忌避されてることが一番重要なのでそこが肝心なんですが…

例のレビュー(過去に書いた記事を参照)を引き合いに出してくる

お前あれ読んだんか?アンチしてんのはゲーム会社やぞアホか

読んでるわけ無いだろw(!?)

じゃあ被害って何?

お前らと関わること自体が害なんだよ

GG

なんというかうんこの投げ合いである。議論というより”信仰”のぶつけ合いである。

前提

アンチも信者もカスである。
これは言わずがなである。

何かを好くのも嫌うのもほぼ論理に基づかない信念ないし信仰に基づくものであるので、論理的にそれを諭すということは無理というものである。

ただ、その信仰をある一定の論理体系としてまとめ上げることはできるだろうと信じているので、今一度、この信仰たる古典的オタクとしての態度をまとめるというものである。

過去に書いた記事

note.com

dochikku.hatenablog.com

dochikku.hatenablog.com

過去に書いた記事である。
大体はまとまっているが未だ文章が幼稚である(今もだが)のでご了承願いたい。

オタク的信仰について

つまるところ、オタクとは何なのだろうか?というところである。

私からすれば、それは”ある一定の信念を持ってコンテンツを履修する異常者集団”である。

今でこそ、アニメや漫画はそれだけでは忌避されるものではなくなった。(未だ禍根はあるが)

かつてはある特定ジャンルのアニメ、漫画を見ているというだけで強い迫害を受けるという時代だったし、そうした期間は本当に長かったわけだが、今はもはやそうではない。
いわゆるオタク差別は、大分軽減された時代にようやく突入したわけである。

もはやオタクとは極少ない特定人種のことではなく、アニメ・漫画などを好む人一般を指す言葉へと変遷しつつある。

しかし、よく考えれば、そんな時代であるからこそ、ただアニメ・漫画を見ている人を、ほとんど差別用語であるようなオタクと呼ぶ必要はもうないのである。

それは彼等がオタクではない、ということを意味するのではなく、オタクという語は侮蔑を意味するということが念頭にあるし、更に言えばこの過渡期には自嘲的にこの語が使われていたということもある。(この用法は今や”チー牛”に取って代わられたか)

であるならば、彼等一般のコンテンツ履修者と、我々オタクとの違いは一体何なのであろうか?

それは信念の有無である。
どのようなものであれ、一定の価値判断の形態、それを持ちながらコンテンツに臨むことである。あるいは、それを持っている、とモニタリングができていることである。

これは好みの問題、という話ではない。
信念であるからには、それに反するものは糾弾も辞さない。少なくとも無関心なぞあり得ないのである。何らかの批評を伴ってコンテンツを捉える。
老害オタク”とか”厄介オタク”と呼ばれる者がいる所以はそこにあるだろう。
彼らにとってそれは、ただコンテンツ、架空のお話ではなく、自分の世界を構築する信念である。世界についての重大な問題なのである。

そうしたコンテンツに対する態度が、オタクをオタクたらしめると私は考えている。

VTuberの人格について

さて、そうしたオタク的信念と、VTuberというのは非常に相性が悪い。

先述の信念というのは、それが架空のものであるという前提に基づかなければならない。
なぜなら、その信念は人格を毀損する可能性があるからである。

あれ?”架空のお話ではない”のではないの?と思うかもしれないが、それはあくまで臨み方の態度としての問題である。
つまり、現実に関わるものではないが、現実に関わるものであるかのように、クリティカルな問題として扱うという話である。
(何を現実とするか、何を認識できるのかといった存在論や認識論の話はとりあえず隅に置いておいて欲しい。ここで言う現実とは一般的な語としての共通理解における現実である)

例えば、解釈違いという言葉がある。
自らの解釈におけるキャラ像と、提示されたキャラ像に差異がある時に起こる現象である。
これには、前提として”キャラ像”ないし、”設定”が必要である。
なぜなら、一般に人間というのは可変的、可塑的であり、固定された人格など存在しない。
故に、固定された人物像というのがなければ、本来は”解釈”に”違い”が起きることなどありえないのである。

言うならば、VTuberというのはいわゆるアイドルの本人そのものであるし、あるいはキャラクターに声を充てる声優の本人そのものである。
彼ら、彼女らはある意味でキャラクターではない。
そこには紛れもなく、彼/彼女の人格があるからである。

つまり、彼/彼女らに解釈を加えるというのは、人格の毀損を伴う可能性がある、ということなのである。

どういうことか。

可塑的であるはずの人格に対して、何か固定的なものを見出し、”勝手に解釈を加え”、”解釈違い”だなどとほざく、というこれは、彼/彼女が所有する人格を無断で所有し、改変するという作業にほかならない。これを人格の毀損と言わずしてなんと言おうか。

だが、オタクの活動は解釈を避けて通ることなど出来ないはずである。

だから、本来オタクとVTuberは相性が悪い、と考えられるのだ。

同様に、アニメのキャラクターに解釈を加えることは可能だが、そこに声を充てる声優自身に解釈を加えることはモラルに反する、といったようなことも言えるであろう。

(だからお前ら”ド畜生の解釈違い”なんていうのは失礼極まりないのである。俺だから許されてるけど絶対他の人にするなよ 単純にただただ失礼)

※余談ではあるが、設定を用いてキャラクター的に振る舞おうとしたVTuberもいるにはいるが、結局企業との折り合いがつかず引退という者も少なくはなく、プロではない者に対して何者かを振る舞え、というのは強引かつ無謀であるのかもしれない

クリエイターへのリスペクト:配信者はフリーライダー

以上は、私がVに対して消極的であった理由である。

オタクである以上、解釈を避けて通ることは出来ないにも関わらず、それはモラルに反する可能性がある。
だから安易に関わりづらいということだ。

以下で述べるのは、積極的にアンチをしていた理由である。

そもそもな話、私は配信者というものが基本的に好きではなかった。むしろ嫌いだった。
なぜなら、配信者というのは、人様のコンテンツにタダ乗りする、フリーライダーに見えるからである。

あなたは何も生み出していないのに、ただ人のコンテンツを用いて人気を博し、収益を得ようとするのか?という疑問がついて回るのである。

決定的にVと袂を分かつきっかけになったのは、某社ライバーのラスボス配信・三点方式スパチャである。それ以前からそんなに好きじゃなかったけど。(それが冒頭のゾ○ドコラボの奴に該当するので守銭奴と表現したのである)

詳しくは調べてほしいのだが、あまりにもモラルを欠く行動であった上に、私の悪い配信者のイメージそのものであったから憤慨した。

ゲーム配信というのは、本来であればそれを”使わせてもらっている”立場である。
にも関わらず、何のリスペクトもなく、ただ自らの収益のためだけに無断で利用するのは言語道断である。
そして、そうした行動はゲーム業界の萎縮にも当然繋がる。本来開発者に流れるはずの利益が、別のところへ流れてしまうのである。
ゲーマーとしては許せない事件であった。

冒頭に記述した凸してきた信者は、この時に別に自分に関係ないからどうでも良くね?などとほざいていたのを覚えている。
そんなわけはないのである。

インディーズゲー業界というのは、ゲーマーと開発者というかなり狭いコミュニティの間で収益のやり取りが行われる。
いまでこそコンシューマーの媒体でもそうしたゲームが売られるようになったが、それでも一般の企業が販売するゲームに比べれば、購買層は異なる。

そんな業界に巨大な第三者が、タダ乗りする形で介入されれば影響は甚大だ。
ここまでの大事を自分と無関係などとほざくのは無関心にも程がある。

ただ、人様のコンテンツを用いるという形態は別に非難されるものばかりではない。

例えば有名楽曲のカバー、あるいは作品の引用、オマージュ、等々。

法に触れない限りは盛んに行われているものである。
であれば、ここには何の差があるのだろうか。

思うにそれはリスペクトである。
コンテンツへの愛である。

それは客観的に計れるものではなく、あくまで主観の集まりでしかない。

しかし、その主観の集まりの強度によって、許容されたり、許容されなかったりするのであろう。
つまり結局のところ、大衆が受け入れるか否か、というところに帰結してしまうのだが、そもそもな話そのコンテンツを享受するのは大衆なのだから、許容するのもしないのも大衆で問題がないのかもしれない。

普通の感性を以てすれば、前述の事件は受け入れがたいものであるはずだし、内部から非難が起こってもおかしくないはずである。(なんなら原作者が難色を示している)

だが、彼らフォロワーはどうやらそうではないらしいので、そんな界隈にいるわけはいかないと袂を分かって久しかったというわけである。

受容:出会い

以上のことを踏まえると、”解釈を加えられて”、”コンテンツへのリスペクトのある”VTuberなら私は別にアンチをする理由が一つもないのである。

このことはずっと言っていたにも関わらず、ただアンチという情報だけが流布されていたので遺憾である。

以前より赤月ゆにはいいぞということは申し上げている。
これは彼女がVTuberではないと自身で明言しているということもあるのだが、一番好印象なのは活動の基本形態が配信ではなく、動画であったことである。

配信であると基本的にトークや内容が即席なものになり、キャラクター性が薄れやすい。

彼女は設定に忠実なまま、動画投稿を行い、その内容も諸々にリスペクトを感じられるものばかりであったことから、彼女は本当に良い動画投稿者であると感じていた。
(実はVVVテューヌに「くさやはくさい」などと言ったことが好印象だったとは言えない)

さてそんなある日、私は名取さなというVTuberに出会う。
活動からそこそこ経つ個人V、名誉にじさんじである。

彼女の名前はブルーアーカイブを嗜むようになってから度々耳にしていた。
彼女は自分で配信を行う際、登場するキャラクターの簡易まとめを自らの絵で行うなど、TLによく現れていたのである。

何がきっかけかは忘れたのだが、彼女のブルアカ配信を見た。

そして衝撃を受けた。
”気持ちが悪い”。

これは特上の褒め言葉である。

彼女は、ただ一人のオタクとして、ブルーアーカイブを愛していたのである。

オタクが気持ち悪いというのはある意味、その原義からして当然であるし、それを肯定的に捉えて良いかどうかは微妙なところである。

しかしその当然が満たされているオタクが、いまどれだけいるだろうか?
その配信はリスペクトに溢れていた。

ずっと名前だけは知っていたVTuberが、まさかこんな人だとは思わなかったのである。なんならにじさんじだと思ってた。(委員長とかと絡みが多かったし…)

そして私はその受容を決めた。
敵対は意味をなさないと悟ったのである。

それから、ブルーアーカイブ絡みで何人かの配信を見るようになった。卯月コウや魔王まぐろななど。

私の預かり知らぬところで、リスペクトを持った新しい配信の形がそこには現れていたのである。

これはリスペクトの話だ。

では、”解釈”については?
名取さなは、その条件すら、一定程度クリアしていた。

彼女は"バーチャルサナトリウム"から配信を行う元気の良いナースである。
しかし、ナースであるのに外へ出るのは外出許可が必要で、更には普段配信を行う衣装ではなく、患者服のようなものを来た名取も楽曲のMVで映る。

厳しすぎない設定の縛りをつけつつ、彼女を取り巻く状況が不穏を伴いながら、度々明らかになる。

残念ながら(?)、これはオタクが大好きなものである。

以下を参照されたい。
www.youtube.com

www.youtube.com

この空気感である。

もう何も言うまい。

私は名取の配信を度々見るようになってしまった。もうおしまいである。

www.youtube.com

この配信の1:00:00~頃が最近のツボ。「原則として嬉しいお知らせ」のくだりである。

もうファンでいいよ…

更に言えば、彼女は”オタクの好きなインターネット”の文脈上にいる。

www.youtube.com

「アマカミサマ」はその最たるものであると思っている。

インターネットオタク同士の殴り合いの懐古、哀愁、そうしたものを爽やかに歌い上げている。

その他の楽曲もそういう雰囲気である。

そして彼女のトークもまた、私たちの好きなインターネットの文脈上にあるのである。

まとめ

結局のところ、私はただ”解釈の余地があり”、”リスペクトのある”VTuberを探していただけに過ぎない。

それをわかりやすいように簡便に”アンチ”と表現していたのが良くなかったのである。

そしてそれを満たすVTuberを見つけた以上、私はもはやアンチを名乗る必要がない。敵対する必要もない。

強いて言えば敵対するならば某ライブのみである。この守銭奴共が



以上。

にじさんじは比較的クリエイター寄りの企画も多いからいいよね。

社築は実は前から見てたし、マスターデュエルの配信とかも実は度々見てはいた。

この前皇女の配信に上田麗奈が出ててめちゃくちゃビックリしたりもした。

正直、名取はだいぶクリエイター気質を感じるのでうっかりスパチャしそうで本当に怖い。

クリエイターへの還元は惜しまない質なのである。ゲームはSteamでありったけ買っていたし、漫画は基本本屋で買いたいと思う人なので。

VTuberに対してクリエイターの性質を見出した瞬間、その還元を正当化しそうなので誰か止めてくれ

なお赤月ゆにのボイスは購入済みな模様
終わりだよ

多動×狭いキッチン×天ぷら=破滅

皆さんはごぼう天をご存知だろうか。

ごぼうの天ぷらである。

弊身内Discordサーバーではごぼ天は異常者が食べるものとしてミーム化してしまい、しまいにはその存在そのものを疑われる始末である。

元はと言えば京都旅行の帰る直前に友人とフードコートで腹ごしらえをした時に、丸亀でごぼ天を選ぶと言った私の発言を異常だと言うので健常者数人に意見を求めたところ、異常との意見が多かったためなのだが。

とうとうDiscordの専用絵文字に”ゴボ天”と”ゴボ地”が追加される始末である。ゴボ地ってなんだよ。天の意味を失って単独で謀反を起こしてるじゃねぇか

さらには”ごぼ天はごぼう界の弱者男性”、”チー牛ではなくごぼ天”などとあまりにひどい罵倒すら現れる始末である。

そろそろごぼう農家に怒られた方がいい。

さてそこで私はごぼうとごぼ天の名誉回復のために、ごぼ天を自分で作ることを決意した。

天ぷらなんて作るの初めてだけど。


小麦粉はある。卵も買った。

水に卵と小麦粉を溶かし、打ち粉もした。

いざ油で揚げるぞというその時である。
溶き粉をひっくり返した。
全部。
ダバァって。

最悪である。
ただの水ならいざしらず卵入りである。
作業中断。
復旧作業。

キッチン用マットは即座にゴミ箱、アルコールシートであらゆるところを拭きまくった。

卵の腐った臭いなんて嗅ぎたくないからな。

なんとか復旧して天ぷら自体はちゃんと揚がった。

この経験を通して重要な知見を得られたので連ねたいと思う。

まず天ぷらはクソめんどくさいということである。

天ぷらのために具材の下処理をせなあかんし油はクソ熱いし油の後始末はあるし溶き粉も作らなあかんし溶き粉は余るし洗い物もせんとで気が狂う。

異常独身男性がすることではない。

そして多動がすることでもないということである。

出来上がるまでに溶き粉はひっくり返すわまな板ひっくり返すわ油はばしゃばしゃでひっでぇ有様だった。

もう本当に酷い。失ったものがあまりにも多すぎる。

とてもごぼう天の対価に見合ったとは言い難いがいい経験だったと思うことにします。

もう二度としません。

舞茸と鳥も揚げた。味は本当に良かった。